100万PVブログをドメイン変更（301リダイレクト）！SEOの影響を公開します

1:ドメイン変更の経緯

まず、何故ドメインを変更したのかというと、
ドメインによるブランディングがしたかったからです。

そのブログを開設したのは2013年4月になりますが、
当時「中古ドメインはSEOに強い」という情報を見て、
あまり特に深く考えず中古ドメインを使用しました。

その時はこんなに長く運営することは考えていませんでしたからね。

そして中古ドメインの効果もあり、
順調にアクセスが増え、月間100万～150万PVくらいが安定するようなブログに育ちました。

この調子でいけばもっとアクセスを伸ばしていけるだろうとは思いますが、
その一方で問題もありました。

それは、自分自身がブログに愛着が沸かないということと、
ブログを覚えてもらいにくいということです。

ドメインが何の意味もないアルファベットの羅列なので、
自分がそれを見ても何も感じませんし、ユーザーとしても特に印象にも残らないでしょう。

ドメインはあまり気にしないユーザーの方が多いとは思いますが、
僕自身がユーザーだったら「中古ドメイン＝稼ぐことを第一に考えたサイト（愛着は薄い）」と一瞬で思ってしまいます。

あと、「gori.me」みたいにドメインでうまくブランディングしているサイトに憧れたというのもあります。

ドメインを変更したからといって検索流入が増えたり、
リピーターが急激に増えたりするわけではないと思っていましたが、
自分のモチベーションにも関わってくるのでドメイン変更したほうがメリットが大きいと判断しました。

ドメイン変更もそこまでデメリットはないとその時は思っていましたからね。

ちなみに一般的に言われているドメイン変更のデメリットや影響をまとめると以下のとおりです。

これは僕がドメインを変更した後に公開された記事ですが、
301リダイレクトでPageRankが喪失することはなくなったそうです。

「301/302リダイレクトでPageRankが失われることはもうない」とGoogle社員が認める | 海外SEO情報ブログ

しかし、最近は301リダイレクトをしてもアクセスが戻らないケースがあるとか…。

ちょっとデータを洗ってましたが、やはり最近はドメイン移転をしたらちゃんと301をかけてもかなり落ちるケースが多いなあ。つらい。

— 辻正浩 | Masahiro Tsuji (@tsuj) 2016年6月22日

このツイートはドメイン変更した直後に見たのですが、
変更前に見ていたらドメイン変更してなかったでしょうね。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、
僕のブログのドメイン変更の影響をご紹介します。

2:ドメイン変更後のアクセスや順位の詳細

アクセスの推移は以下の通りです。

※運営歴約3年、記事数200、検索流入が9割以上のWordPressのブログです。

ざっくり解説するとこのように3つの期間に分類できます。

それぞれの期間の詳細を説明します。

2.1:6/13～6/15：ドメイン変更から数日

ドメイン変更から数日はアクセスは減るどころか少し増えていますが、
これがリダイレクトの影響か偶然かは不明です。

ちなみにこの時の状態は、
新ドメインのページがいくつかインデックスされはじめていますが、
旧ドメインの順位はほとんど不動でした。

2.2:6/16～7/17：アクセス半減

新ドメインのページが大方インデックスされた頃、
旧ドメインと入れ替わるように新ドメインのページの順位が上がってきました。

キーワードによっては順位もそのまま入れ替わっただけのものもありますが、
多くのキーワードが元の順位よりも下降。

「キーワードごとの評価」というよりも、「ページ単位の評価」という感じで、
上位表示していた複数のキーワードの順位が全て不動のページと、
ほとんどのキーワードの順位が落ちているページに二分されました。

なので、↓このようにPVがそこまで変わらないページと、

↓このようにPVが極端に落ちるページに分かれました。

結果としてサイト全体ではアクセスは半分くらいに。

最初は「1週間くらいでアクセスが戻るだろう」と思っていたので、
この1ヶ月は本当にヤキモキしていました。

2.3:7/18：アクセスがある程度回復

順位が落ちてから約1ヶ月経ったら一斉に順位が上がりました。

徐々に上がるのではなく一気に上るのは不思議ですね。

ただ、キーワードの順位は一部回復していないものもありますし、
PVも8割～9割くらいまでしか戻っていません。

なんとなくこのまま放置しても戻らないのではないかなと思っています。

それとこの頃Googleの変動が激しいので、
もしかしたらその影響もあるのかもしれません。