最近、コピペ対策のために、
右クリックや文章選択ができなくしているサイトを多く見かけるようになりました。
WordPressの場合、プラグインで簡単に導入できるので、
気軽に取り入れている人も多いのではないでしょうか。
確かに普通の方法ではコピペできなくなるので、
他のサイトにパクられにくくなるでしょう。
しかし、それ以上にデメリットが大きすぎる施策だと思います。
- 引用されにくい(被リンクがもらい難い)
- 利便性が下がる
1.引用されにくい(被リンクをもらい難い)
去年2016年にはWELQ問題で色んなキュレーションサイトが非公開となりましたが、
それでも未だにNAVERなどは健在です。
NAVERなどの引用要件を満たさない無断転載はよく叩かれていますが、
それとは別にここからの被リンクはバカにできないくらいの効力はあります。
なので、コピペ対策で引用(転載)されにくくするというのは、
結構もったいないんですよね。
まあこれは、NAVERなどの無断転載じゃなく、
きちんとした引用についても同じですよね。
コピペ対策をすると他のサイトから言及されにくくなるので、
これは大きなデメリットと言えるでしょう。
2.利便性が下がる
コピペ対策をすることで何が一番の問題なのかというと、
ユーザーの利便性が明らかに下がるということです。
例えば、今回の記事を見て、
「コピペ対策ってどんなものがあるんだろ?」
と思った時、この記事の『コピペ対策』という単語を選択して右クリックでGoogle検索する人は珍しくないでしょう。
知らない単語や気になった話題が記事の中に出てきた時、
本文の選択や右クリックは結構便利なんですよね。
その他にも、記事を読む時に本文を選択しながら読み進めるクセがある人もいるでしょう。
そんな人達のことを考えた時、
コピペ対策というのは僕の中では絶対に有り得ない施策です。
実際に僕がネット検索をするときでも、
個人のサイトでコピペ対策をしているサイトをみかけたらそれだけで好感度が一気に下がります。
僕がアフィリエイターだからなのかしれませんが、
自分の都合のためにユーザーに苦労を強いている時点で若干イラッとするんですよね。
本文が選択できない時点で離脱することもあるくらいです。
一次情報の体験記事やそのサイトでしか手に入らない情報が載っていたらまだわかりますが、
コピペ対策をするサイトに限ってリライト主体の記事ばかりだったりするので、
離脱して他のサイトを閲覧する方を選ぶユーザーも中にはいると思います。
仮にパクられても影響はない
そして、コピペ対策ってデメリットの割にメリットはほとんど無いんですよね。
他のサイトにパクられたところで、
こちらのほうが先にインデックスされれば順位が抜かれることはまず無いと思います。
昔はパクられたサイトの方が評価されたという事例を数件聞いたことがありますが、
最近は全く聞かなくなりましたしね。
パクられるの自体嫌な気持ちになるものですが、
気付かなければ実質的な被害を被ることはほぼありません。
なので、コピペ対策はよほど特別な理由でもない限り、
考える必要はないかなと思います。
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